小学校の音楽祭

近くのT小学校で、孫娘二人が出演する音楽祭。ここは、校長がとても活動的かつY理論型の先生で、毎朝7時から金管楽器の練習が希望者だけ一年中行われている。そのリーダーが校長自身なのである。

昨日は、1330から1600まで同校の体育館で全校生徒580名による音楽発表会。二人で行くが、特に私の役目は、孫たちの記録写真を撮影すること。

本来なら音楽祭は八ミリで撮るべきだが、急なことで充電がしてないし、いろいろと事前準備がなされていない。写真なら、殆ど毎日撮っているに近いので、いつでもOKだ。というわけで、音楽祭にもかかわらずキャノンの「SX110」で行く。(重さ245gなので、常にリュックの中に放り込んでいても気にならない。電池はeループ。)

うまい具合に、二階席の一番前の位置が取れたので、手すりはあるし、けっこう思うように孫の写真が撮れた。

会場は暗いので、ISOをハイに上げる。あとは遠いわけだから、デジタルテレコンを1.3倍(13倍ズームになる)ときに2.2倍(22倍ズーム)に。
2.2倍はオーバーなのでめったに使うことはないが、こういうときはやむをえない。1.3は使いやすいから、普段山でも便利に使っている。

夜さっそく100枚の中から28枚ほどL判に焼いたが、そこそこに明るくハッキリと撮れていて、一応の役目は果たせた。

鐸木能光(たくきよしみつ)

十月のある日、いつも行く駅近くの本屋で、偶然『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)という出たばかりの新刊書を見つけた。著者のタクキさんは知らなかったが、なんでもこの本は、ここ1年半朝日新聞be紙上に連載したものの集大成だそうで、ぱらぱらと立ち読みしたところ、なかなかに今の僕にぴったりである。即買って、非常に啓発もされ、かつ参考になったので、アマゾンで同氏の本をあと2冊取り寄せた。

雑誌では『デジCAPA』というのが好きで、毎月発売日の20日を楽しみにしているのだが、雑誌の欠点は本音が書いてないこと。どれも良いということしか書いてない。で実際触ってみると、意外な欠点があったりする。

その点、価格コムなどは、皆が本音をぶっつけ合っているので、レベルも高いし、非常に参考になる。(ま、中にはメーカーが覆面で出ている場合もあるかもしれないが、、)

タクキさんの主張は明確で、次の四つ。
(1)明るいレンズか。(F2.8以上)
(2)受光素子の面積は大きいか。
(コンパクトデジカメは小さく、一画素あたりの受光面積は極端に小さい。)
(3)液晶画面は、角度変更自由か。(バリアングル)
(4)フラッシュは使わない。修整ソフトは使う。

コンデジは、昔の200万画素~500万画素まではかなり色の乗りも良かったが、1000万画素~1400万画素になってから乗りが悪くなり、それを新型エンジンでなんとか修整しているのだという。

このうち、一画素あたり受光面積についてひどくうるさかったのは文月涼さんだったが、タクキさんはさらに幅が広い。たとえば、レンズはレンズメーカーの超広域ズーム18-250ミリ(35ミリ換算27-375ミリ)が便利とか、この人の本で、私は目からうろこが二枚も三枚も、音を立てて落ちた。。

今日は秋葉原

上記タクキさんの大影響で、僕の前に大きく登場してきたのが、パナ社のG1。
これは次世代デジタル一眼と注目されているもので、「コンデジとデジイチの中間機種」と言われている。

この機械は、まず本体が小さく軽い。メーカーでは「女性用」として宣伝している。受光素子はマイクロフォーサーズと言って、在来のデジイチより小さく、コンデジより大きい。

実は、これを買いたいと思っている。カメラは200~300グラムが良い、値段は5-6万、という長年の私の「基準」から外れるのだが、デジイチは重くて高価という常識が、このG1の登場で、音を立てて崩れたのだ。まだ初号機だから、今後も大きく変わっていくだろうが、それはそれでよい。

タクキさんの「受光素子は面積ですよ」にそって、色合いとボケとにチャレンジしてみたい。ただレンズが来年にならないと彼の言う「広域ズーム」が出ないので、出るまで待つ。

というわけで、今日は昼前に、買ってまだ二ヶ月にしかならない新品の高級コンパクトデジカメG10を早々と売り払いに行ってきた。当分は、冒頭の小学校のところで書いた小型軽量の10倍ズーム機「SX110」だけで過ごすことになる。来年が楽しみ。

(KK西研究所・所長 西 順一郎)