マシンがこわれた!

 三月末に身体のことで入院し、四月いっぱいかかってなんとか治ったと思ったら、七月初めに、今度は愛機「IBM240」がある朝急に立ち上がらない。おかしい。つい昨夜まで、なんのトラブルもなく働いていたのに、今朝は突然ウンともスンとも言ってくれない。折よく、金子さんが側にいたので、見てもらったが、中身を消してもいいならやりようもあるが、保存しながらというのでは、危なくてこれ以上は無理だと言う。

ちょうど七月は、毎週火水とラジオたんぱで経営テープ「新・戦略会計入門」 の収録になっていたため、すぐマシンを持って、虎ノ門の放送局から神田の中島 マヒマヒCPLへ持ち込んだ。

ちょうど、中島君もいて、早速マシンを見てくれたが、やはりHDD(ハード ディスク)が壊れているようだという。最近は、HDDの破損は、珍しいそうだ。  私は、この240というB5ノートを、いつもわが子のように大切に取り扱っ ており、落としたこともなければ、ぶつけたこともない。だから、壊れる心当た りが全くない。

ともかくも預かろう、ということになり、十日ばかりは無しで過ごすことにな った。まずくすると、中身はすっ飛ぶ。

それから、マヒマヒ会社から、何の音沙汰もなく、心配して、昨日電話してみ たら、「いや、IBMに出した修理がようやく終わって帰ってきているから、月 曜日にでも持っていきましょう。」と井上君がいう。
やはり、HDD取り替え、データはブラックアウトということになったんだそ うだ。

フロッピーがものをいう

  私は、そういわれても、そんなにショックがない。少ない。なぜなら、私のデ ータベース生活は、ほとんど100%マイツールで行われており、しかも、10 0%FD(フロッピーディスク)だからである。遅れているというか、古いとい うか、中のHDDなんかほとんど使っていない。したがって、マシンが壊れても、 痛くもかゆくもない。私の大事なマイツールのFDは、毎日持ち歩くのが9枚。一枚は日程管理と住 所管理。もう一枚は、売上管理。参加者名簿、その他もろもろ、、。
もう一つ大事なFDは、マトリックス会計の一年間12枚の西研決算システム。 これらのFD群は、もし失くすと、どうしようもないので、飛行機に乗るときに は、決して預けない。出てこない、行方不明です、では泣くに泣けないからだ。よくバックアップというが、私のバックアップは、日程管理・住所管理をHD DのM1-100に、セミナー名簿を同じくM101-200に録音して、それ で終わり。メインはあくまでもフロッピーである。

二台体制がものをいう

  今回のリスクカード「コンピューター故障、10円払え」で私のラッキーは、 さる二月に、例のLXが壊れて、やむをえず、マイツール事務機を、「IBM1 800」というシンクパッドシリーズでは最大型の3キロマシンに取り替えてあ ったことだった。だから、事務はいささかも滞ることなく、B5の240は、旅行用・通信用で あったから、十日やそこら辺は、無理して3キロマシンをおんぶして回れば済む ことだ。折から、7/11~22までの足かけ12日間は、珍しく一日も空かない5か 所連続MGになっていた。盛岡→名古屋→柏崎→徳島→安来。この長丁場を、重 さ三キロのマシンを背負って、MGおっちゃんは、エッサエッサと今日も行く。それにしても、良いときにバックパックを買っておいたものだ。もちろんB5 ノート用に買ったものだが、無理して入れてみると、結構なんとか、1800も 入るもんです。(今、A4の紙を乗せてみると、横は18ミリ、手前は5センチ も、はみ出す大きさである。厚さもすごい。)

主治医がものをいう

 結論を急ごう。
本日ようやく、井上君がマシンを運んで来た。三時間あまりかけてセットアッ プしてくれたが、苦労したのは、ホームページビルダー関係。私の登録記録が一 部残してなくて、彼に迷惑を掛けた。 しかし、おかげでこのように、ニフタームで、日立変換で、快適にまた原稿が 書ける。夜、食事が済んで、ふろ上がりに、一階の事務所に降りて、通信を少しやった。 再び四階に上がるとき、以前のように、バックパックに1.5キロを入れ、3キ ロのほうは引きずりに入れて、上がってきた。背中が嘘みたいに(!)軽い!しかし、これで原稿を書くと、「ユーザー辞書」が消えている。浅見さんに送 ろうとすると、IDがものの見事に消えている。20個近くのPATIOも、ま ず自分のPATIOから再登録が必要だ。隠しことばがわからない人も続々、、。

それにしても、お盆帰りの前に、マシンが戻ってよかった。重いマシンは、背 中も暑苦しいし、、。それに、決まったところから、つまり主治医のところから 買っておくと、こういうときに実に助かる。3モードとか全部、こっちの気持が ツーカーだから。

 

 

(KK西研究所・所長 西 順一郎)