源泉納税がキッカケ

7/10は、毎年上半期の源泉税納税日--。否応なく、1月から6月までの給与データなどを集計しなければならない。私は完璧主義者だから、いいかげん にお茶を濁すのが嫌いなたちで、きちんと神経質にやらないと気が済まない。

結局、12月(我が社の第一月)から6月までのマトリックス会計の給与欄な どに実際のデータを入れて、税理士先生が欲しがりそうなデータを全部出す。と いうことで、実際に先生は7月初めに来社され、源泉税と消費税の納税は無事に 終わった。

ちょうどこの時期、なぜかヒマでもあるし、ついでだから、マトリックス会計 の上半期7か月間の決算入力もやってしまおうということで、まず2000年1 2月のマトリックス会計を入力し、オートを走らせた。

問題は、昨年暮れまでと違い、プリンターが(メインマシン交換のあおりで) 変わってしまったということである。

だいたい、年末の本決算のころから、すでにメインマシンの電源部がおかしく なっていた。今年に入り、いよいよおかしくなったので、十年ぶりぐらいにメイ ンマシンをLXからIBMの1800に取り替えた。そして、『三つの良品』で も述べたように、プリンターをキャノンの超小型レーザープリンターに取り替え たところ、これが当たりで、毎日が楽しく使える。

というわけで、今回から、マトリックス会計も、在来の16インチ・ドットプ リンターから、この可愛こちゃんマシンに乗り換えよう、ということで、いろい ろとやってみた。

初めは戸惑いがあった

いままでのやり方では、オートが一通りうまく走ると、結果から、100ペー ジ(マトリックス会計表)、88ページ(経費一覧表)、51~55ページ(ソ ートされた全データ)を「PDドン」一発で印刷していた。

ところが、今回は、紙もB4からA4に小さくなり、前のは、何気なく打ち出 しても、なにしろ昭和58年(1983)から十数年やってきていることだから、 問題は洗い出されている。ところが、今回のように、紙が小さくなると、マトリ ックス会計の打ち出し方もがらりと変わらざるをえない。

特に、51~55ページの全データを打ち出すところが、以前だったら連続用 紙に単純に打ち出せばいいので、一ページをできるだけ長く(96行に)設計し てあったが、今回は、生まれて初めて、連続用紙ではなく、普通のA4コピー用 紙に何枚にも分けて出すことになる。

当然、読者の皆様もお気づきのように、「縮小」をかける。しかし、この「縮 小」というやつがまたくせ者で、88%ならまあ立派だが、80%ではかなりき ゃしゃ、75%では、弱々しくて、見れたものではない。たしかに、コピー機に かけて、拡大すれば使い物になるのかもしれないが、そういう手間や余分なコス トはかけたくない。

結論だけいうと、まずデータの中の第一ページのライン数を、従来の[96行] から[88行]に短く(CPS)した。ソートされた各ページの行数は、原デー タの第一ページの行数が決めていることを今回初めて知った。

これで、A4縦の用紙に、80%でなんとか入るようになった。但し、問題は、 100ページマトリックス会計と、88ページ経費一覧表のところで、縮尺は8 0%でも問題はないけれども、紙を[横長]に設定を変更しなければならない。

以前はPDドン一発で、すべてをプリンターから打ち出し、気楽なものだった。 今度は、そうはいかない。まず最初に、「マトリックス」と「経費一覧」の二枚 だけを横長80%で打ち出し、それが済んでから、全データを縦長80%で打ち 出す。以前は96行だから5ページで済んでいたが、今回は88行だから6ペー ジにわたるようになったが、A4用紙なら、高い気はしない。

新MXもグッド!

1800になって、マシンは速くなったし、二回に分けた印刷とはいえ、印刷 スピードも速くなり、印字はもちろんきれいになった。けっこう満足感は高い。 税理士に渡すときには、B4に拡大コピーして渡すほうがいいだろう。オートの やり直しも速くなったので、何度でも気軽にやり直せるのがいい。

論より証拠、7/01から始めた中間決算が、五日間で早くも3か月分が済ん でしまった。今年から、決算は楽になった。あとは肝心の経営成績だけだ。

(KK西研究所・所長 西 順一郎)