第三回公開日光MG終了

   今年の日光MGは、日光霧降高原の「メルモンテ日光霧降」で、5卓26名で行われた。うち、社員21名、社外からのゲストが5名。
ここのMGは、会場が良くて、また主催者がよく、かつ参加者が素直な人たちなので、なんとも後味のいいのが特徴である。
参加者は、全社員ではないが、ヤングたちは、ほぼ全部揃った。一人、直前に風邪からきた腹痛で、やむなく二日目の午後だけ参加した人もいた。
主催は、今市市の老舗KK上沢梅太郎商店。
三年ほど前から、まず女性MGを年二回ずつ計四回やったところで、専務ご夫妻の「どうしても、全社MGとして、店頭販売部隊だけでなく、蔵(工場)も含めてやりたい」との強い希望で、昨年二回、累計六回おこなった。今回は、そういうわけで、第七回目、全社公開MGとしては二年目、第三回目のMGである。

日光の山の上といえば、浅草から特急で100分、けっこう辺鄙な場所でのMGなのに、にもかかわらず、今回も参加者は、なんと山陰倉吉から、大阪から、静岡から、そして一番近い春日部から。前回は、仙台からも。

次回はハイキング付きか?

私は、前回四月は、はじめての入院手術の直後で、前日はせっかくだから、奥日光の「戦場が原」を見たい、と専務にお願いして、車の上から見物させて頂いたが、次回九月はぜったい早めに日光に着いて、あの「戦場が原」をゆっくりハイキングしてみたいと思っている。
つまり、日光MGは、「前繰りの戦場が原ハイキング付きの三日コース」なのである。長岡や長崎はOA大会つきの三日コースだが、ハイキング付きの三日コースというのも、日光らしくていいではないか。(^^)
そういえば、どこかには、ゴルフ(mg)付きの三日コースがあると聞く。好きな人は、それでもいい。私は、ハイキング付きを作る。秋のバリ島では、シュノーケリング付きのMGを計画している。

今回は、佳恵留守

さて、今回残念だったのは、西研からは、私だけしか行けなかったことである。本来なら、佳恵NOANOAが同行する、そしてメインインストをおこなうところだが、今回はよんどころない事情で、彼女は来ることができなかった。
ところが、同社は若い女性が多く、かつ初回から佳恵が育てたために、社員たちの間には、「なんだ、佳恵先生は来ないんですか?」のような反応ばかり。なんか、悪いような気がして、申し訳なかった。それだけに、佳恵からの激励ファックスにはずいぶんと助けられた。
佳恵がいない分、専務夫人のanneこと「りえさん」の、会場の隅々まで響きわたる、絶え間ないよく通る声が雰囲気をもりあげて、たのしく華やかなものにした。明元素人間をつくるMGでは、めっぽう明るい女性の存在が、どこの会場でも非常に重要な役割をはたす。

まとめの講義

今回の参加者名簿には、実は、専務の清閑さんの賦が付いていた。

 

「ゲームをする。決算をする。途中でひっかかる。
人に教わる。人に教える。
売れる人がいる。売れない人がいる。
のみこみの早い人がいる。進みの遅い人がいる。
初心者がいる。ベテランもいる。
皆で助け合い、皆で向上する。
目に見えるMGは、経理計数経営の研修だ。
しかしMGは、実は人を育てる勉強だ。

MGは、自らを教育しようとする気概にあふれた人たちを歓迎する。」

この見事な詩に刺激されて、私は、まじゅろさんや、佐々木隆や、井深さんの話をした。真に素晴らしい人たちは、どんな共通点があるのか? どうなればいいのか? どうすればいいのか?

残念ながら、立て板に水の、よく整理された講義はとても出来なかったが、それでも優秀社員の高橋厚子さん(27)などは、次のような感想文を書いてくれた。みなさんが「むずかしい」と音を上げるなかで、よくぞこれだけ、ばっちりと人の話を受け止めるものだ、と本当に感心した。

「人間的に素晴らしい人は無欲なのですね。そういう人は、嫌いな人がいない。自分の考えを持っているから、人と比べたりしないし、自分のやるべきこと、進む道が分かっていて、それを信念を持って貫く強い意志も持っているのでしょうね。
そういう素晴らしい人はなかなかいないみたいですが、MGは人間を育てるというお話もありましたし、自分も人間的に向上できたらいいなと思います。」

(KK西研究所・所長 西 順一郎)